女性外来コラム
第6回 ストレスと健康って深い関係があるのをご存知?part1

もう20年以上前かな、心身症が新聞に大きく報道されたことがありましたね!
某会社の大きな乗り物を操縦する人が、仕事中にその病気のため海の中に不時着させてしまったことがありました。
心理的・社会的ストレスが過度になると身体疾患につながることを、心身症と呼びます。
外界からの刺激がストレッサーとなって五感に感じると大脳皮質―視床下部―脳幹と影響され 1.交感神経 2.迷走神経 3.脊髄神経と多神経に大きく影響してしまいます。
神経だけでなくストレスは肉体的にもホルモン的にもさまざまの部分に関係するのです。

1)ストレスと免疫
 脳幹(下垂体)の機能低下で、副腎機能低下や自律神経失調がおこってきます。
 急激なストレスでストレスホルモンが増加し、副腎皮質からグルココルチコイドが増え視床下部に抑制をかけ今度はストレスホルモンを抑制してしまいます。
さあ大変!コルチコイドの作用は 抗炎症作用・免疫抑制作用・抗腫瘍作用があり、これらの作用が低下してしまうのです。
この機序は、ちょっと難しかったですね。
よって感染症やアレルギー疾患や自己免疫疾患や癌にかかりやすくなったりするのです。

2)ストレスと神経内分泌
 ストレスホルモンが増えると今度は副腎髄質からカテコールアミンが出てきて、心臓がどきどきし呼吸が速くなり、内臓から骨格筋に血流が増し凝固能は亢進します。
副腎皮質からバソプレシンもでて、情動異常はせん妄をおこします。
人前で発表したり怒られたりすると、ドキドキした顔が赤くなったりするのはこのためです。

3)ストレスと女性ホルモン
 下垂体の機能低下で性腺の機能も低下し、女性では生理不順、男性ではインポテンツなどが起こってしまいます。
ストレスから起こる生理不順と更年期障害の生理不順は、機序がまったく異なります。
更年期障害では卵巣の機能が落ちるので、下垂体機能は逆に上がってきます。
これが大きな違いです。
プレ更年期と言われているのは、このストレスの影響やダイエットや肥満などが原因とされています。

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