区の婦人科健診や人間ドックのそれでは、通常子宮頚部細胞診と内診をおこなっています。
検査はいたって簡単であり、病変と思われる部分の細胞をヘラや綿棒でこすりとります。
誰でも出来そう、しかしこれがおおきな間違い。
そもそも子宮頸癌の発生母地はS−Cジャンクションといわれる細胞の境界領域からおこります。
子宮膣部にグルーと一周このジャンクションは存在するわけで、患者さんの年齢によりこれが検者から見えたり見えなかったりするわけです。
お年の方は、ジャンクションが頚管の中に入り込み、女性ホルモンの活発に分泌している若い方は外側に位置して容易に見えます。
また病変が小さかったりすると思ったように細胞が取れません。
ここで膣拡大鏡(コルポスコープ)の登場となります。
この器械を使い病変部を拡大してみると、まさに怪しい部位が浮き立ってみえてくるのです。
私はこのコルポスコープを絶対お勧めします。
しかし初めての検査では保険適応になりませんが、もちろんドックにおいては問題なく行えます。
毎年子宮癌健診をして問題なかったひとが、あるとき突然子宮癌もしくは頚部異型上皮といわれびっくりして相談に来ることがあります。
たびたび頚部異型細胞がでて、当院を紹介されてきた方を精密検査したら頚管内に0期の癌が見つかった事がありました。
もしくは2〜3年前に問題なかったので安心していたら、今回精密検査となったとか・・・・。
もう一つ、お勧めは経膣超音波検査です。
これは子宮体癌の検査にもなります。
早期発見のためにも、子宮内膜増殖症の所見をつかめれば有益であります。
おまけに卵巣腫瘍の早期発見もできます。
保険診療には限界があり、ましてや区検診だけで婦人科臓器をすべて網羅するのには無理があります。よって自らすすんで健診を受けに来ることをお勧めします。
可能であれば半年毎の健診がベターでしょう。
レストランの支払い・お洋服・ブランドのバック等は、いくら高額でもあまり苦にならない今日このごろです。
少し予防医学に、重点をおいて過ごされたらいかがでしょうか。
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