女性外来コラム
第11回 妊娠線をつくらないために


<ご妊娠おめでとうございます。>って言われたら・・・。
新たな家族の誕生は、とってもうれしいこと。
丈夫で元気な赤ちゃんを生むために、家族の方からこれもあれも食べなさいといわれますね。
特にお義母さんやお母さんは、<たくさん食べて元気な赤ちゃんを・・>って言います。
ちょっと待った。
物のない昔ならいざ知らず、豊富な食べ物のある現代はバランスよく必要なだけ摂るのが理想です。

妊娠線って、なぜ出来るか知ってますか?
急激な子宮および皮下脂肪の増大に、皮膚組織が裂けてできるのが妊娠線です。
真皮が裂けかつ、表皮から真皮の毛細血管が透けて見えるので妊娠線はピンク色になります。
表皮細胞をつなぐエラスチンの量と質、真皮のコラーゲンが関係しそして体重増加が拍車をかけます。
また皮膚の乾燥も妊娠線の大敵です。
妊娠後期に皮膚にかゆみや湿疹を感じることがよくあります。
これも皮膚の乾燥からおこりやすくなっていて、乾燥―かゆみー掻くー湿疹の悪循環が出来上がります。
冬場にすねの皮膚が乾燥してかゆくなるのも、これと一緒です。

お産が終わってから、妊娠線はどうなるのでしょうか?
裂けてできた真皮は、傷が治るのと同じ機序で瘢痕化しますが元の皮膚と同じには行きません。
だから白く光沢のある皮膚に見えるのです。
これは自然では決して消えません、もちろん目立たなくはなります。

最近の若い奥さん達は、美しくありたいと努力をしているようです。
妊娠線予防のクリームをぬったり、体重の管理をしっかりしている方も多くいます。
妊娠線のできる機序を知ったら、おのずと予防方法もわかって来ますね。
バランスのよい食事と体重管理、そして保湿が大切です。
レーザー治療もまだハシリの段階ですから、まず予防に十分注意してください。
そして美しくイキイキとお過ごしください。

 
←目次へ戻る
〒173-0005
東京都板橋区仲宿 64-6 コスモ和光ビル2F
Tel. 03-5943-1123 Fax. 03-5943-1112
【e-mail】dr_mieko_1016@coffee.ocn.ne.jp