葉酸って知ってますか?
ビタミンBの一種で、水に溶けやすく野菜に多く含まれています。
葉酸の主な働きは、赤血球をつくり貧血を予防します。
又アミノ酸の合成にもかかわり、ホモシステインを減少させ動脈硬化を予防します。
そして遺伝物質DNAを構成している核酸の代謝にかかわり、胎児の正常発育を助けます。
特に妊娠初期に摂らなければならないのは・・・
妊娠初期は人間の成長においてもっとも細胞分裂が盛んな時期と言えます。
受精してから2〜4週くらいまでが細胞分裂のきわめて盛んな時期です。
この時期に葉酸が不足すると、胎児の神経管障害のおこるリスクが高くなると言われています。
以上のように、葉酸不足によって神経管閉鎖障害がおこるわけですが。
だから最近よく、妊娠したら葉酸を取りなさいって、言われます。
妊娠1ヶ月から3ヶ月までは、食品からの葉酸に加えて、0,4mgの補助食品からの葉酸をとるよう勧めています。
と言うのも、日本においては二分脊椎が増える傾向にあるからです。
神経管閉鎖障害のなかで、無脳症の出生頻度は10万あたり9,27(1974〜1981)から1,63(1997〜2001)と減っていますが、二分脊椎は1,96から4,17と逆に増えているからです。
妊娠前と妊娠中の婦人にこの葉酸を服用してもらい、葉酸の血中濃度をはかる試みがなされました。
その結果妊娠まえから婦人は、十分な葉酸を摂取しない神経管障害の抑制にはならないことがわかりました。
そしておもしろいのは、この葉酸の吸収度合いは避妊時と妊娠中とは異なり後者の方が良く吸収されるとデータがでていることです。
妊娠中期以降の女性においては非妊娠女性にくらべ、葉酸を摂取すると血清中の葉酸濃度もそれだけ上昇するのです。
しかし胎児が葉酸を最も必要とするのは受精後2〜4週なので、妊娠を自覚したときはすでにその時期をすぎていることが多いのです。
よって胎児の神経管障害を予防するためには、遅くも妊娠1ヶ月前から葉酸を摂取する必要がありいつ妊娠するか分からない状態であれば日ごろからの注意が必要ということです。
残念なことに、非妊娠時は葉酸の吸収がよわく摂取したほどの効果が認められないのが現状のようです。 |