女性外来コラム
第19回 尖圭コンジローマと小陰唇内側乳頭腫の違い

人パピローマウイルス(HPV)と子宮頸がんの関係について前回お話しました。

今回は、外陰部のHPVによる尖圭コンジローマの病変です。

この病変のHPVのタイプは、6・11型が多くいわゆる子宮頸がんの低リスク群に属します。

尖圭コンジローマの感染後、3週間から6ヶ月を経て外陰部や肛門、子宮膣部に白いカリフラワー状の隆起性病変を作ります。

もともと皮膚にダメージがあるとこのウイルスは感染しやすく、直接感染をする確立は10人の内6から7人程度です。

自然治癒もありますが、特効薬に反応しないものもあります。

その場合には外科的切除をします。

 

この時、間違ってはいけないのが小陰唇内側乳頭腫です。

これは、左右の小陰唇の内側にできる表面の丸いいくらやイソギンチャクのような肌色から桃色の乳頭状の病変です。

これにはHPVは検出されず生理的変化と考えられ、悪性化との関係はありません。

尖圭コンジローマと誤診されると、過剰な心配や夫婦・恋人間のトラブルのもとともなりかねません。

しっかり診断してもらって下さい。

 
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