女性外来コラム

第26回 アロマセラピー入門編

アロマセラピーとは、その名のごとく<香り>と<治療>を意味します。
つまり香りによる治療なのです。
1928年にフランス人のルネ=テーリスガットフォセが使い始めた言葉です。
日本では、1985年にアロマセラピーに関する本が出版され、その後普及し始めました。

アロマとは植物から抽出された精油のことで、時には200種類に及ぶ化学成分からなり様々な薬理作用を持っています。

このアロマを、ハンカチ・ティッシュ・アロマポットもしくは入浴・足浴・手浴・湿布として利用します。
更に肌に塗ってマッサージもしたり、使い方は様々です。
吸収経路は、鼻からはいって脳神経刺激する経路と血液をめぐる経路があります。
精油は濃縮されているため、お湯に混ぜたりソフトな植物油で希釈して使います。
アロママッサージによる経皮吸収は、内服の1/10はありますので体調不良や妊娠などによっては使えない精油もあります。
また接触アレルギーをおこす場合もあるため注意が必要です。
多くのアレルギーは接触後数10分で起こりますが、時に6〜48時間後に起こることもあります。
この場合は精油を丁寧にふき取り、水で洗い流し必ず医師に相談することをお勧めします。
さてアロマセラピーは、アロマブームの到来によって様々な被害例(特に接触性皮膚炎)が増えてきました。
そこで1997年に日本アロマセラピー学会が設立されました。
これは正しい使用法と、様々な心身の病気に対して期待されるアロマの臨床データの構築を目的とした学会です。
他にも資格認定団体は多数存在しますが、資格に関してアロマセラピーは全て民間資格であることを知っておいてください。

アロマセラピーには、精油中の成分により以下の様々な効果が期待されます。
抗炎症、消毒、食欲増進、胆汁分泌、循環促進、
消臭、去痰、肉芽形成促進、殺虫、嫌虫、鎮静、
抗細菌、抗ウイルス、抗真菌作用など。

さて、皆さんはどの効果を期待しますか?

(次回コラムは、産婦人科領域におけるアロマセ ラピーの活用です。)

 
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