女性外来コラム

第27回 産婦人科領域におけるアロマセラピー

* 妊娠〜産褥期

内服と経皮吸収には10倍の差があるものの、や はり血中の精油濃度の上昇は認められます。よって妊娠初期は、身体への塗布やマッサージはさけ妊娠15週以降からとします。

妊娠初期は、室内芳香程度にとどめてください。

妊娠中期・後期においても、精油は分子量が小さく脂溶性であるため胎盤を通過しその50パーセントは直接胎児循環にはいり、残りの50パーセントは胎児の肝臓を通過してから胎児循環に入ります。

そこで胎児毒性のない精油に制限しなければなりません。

ラベンダー・オレンジスイート・フランキンセンス・サイプレス・レモン・グレープフルーツ・マンダリン・ヘリクリサム・ゼラニウムエジプト・ ローズヒップ油・ローズウッド等があります。

また妊娠経過によって、有効な精油があります。

1)妊娠線予防

2)静脈瘤

3)切迫早産

4)妊娠中のリラックス効果

5)分娩中のリラックス効果

6)産褥期のリラックス効果

7)乳房トラブル等

おのおのマッチした精油が使われます。

 

* 婦人科領域

手当てとはよく言ったもので、人の手を介して行う行為や治療が特に心身のストレスに著効を示すことがあります。婦人科疾患の中には、こうしたストレスが原因でおこるものがたくさんあります。

一方ホルモン様の作用のあるものは、時に禁忌となることもあります。

アロマが特に有効なのは・・・

1)ストレス性の月経不順

2)更年期障害

3)肩こり・腰痛(冷え等の循環障害からくるも の)

などです。

 

* ベビーケア

原則ベビーには、植物油のみで全身マサージを行います。

これは、ベビーの皮膚や粘膜への刺激、オイルによる細胞の活性化、保湿効果を目的とします。時に施行する母のリラックス効果を考えて、少量の精油(オレンジ.ラベンダー.ネロリなど)を加えることもあります。

 
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