女性外来コラム

第28回 代替医療のとらえ方

病気の治療を補助する方法として、一般的に代替医療はとらえられています。
たとえば健康食品・サプリメント・鍼灸治療・アロマセラピー・気功・ヨガ等があります。
私も治療の一環として、漢方薬や時に健康食品・アロママッサージを勧めています(私も愛用していますが)。
しかし人によっては代替医療に傾倒して、本家本元の治療を放棄する場合が少なからずあります。
もしくは逃げ場として選択してしまいます。
大切なことは、

 1) 代替医療の意味と有効性をきちんと理解していること
 2) 代替医療に神がかり的な期待をしないこと
 3) その上で、自分が納得した選択であること

多くの代替医療は、経験的な薬効や効果によって判断され使用されています。
エビデンスに基づく理論的な裏づけが乏しいのが現状です。
もちろんある種のものは、医学的なエビデンスを出して、もしくは出しつつあります。

私が今までに聴いた講演の中で仰天したのは、
<容器に感謝と書いた水を一晩冷やし、その前後での水の結晶を電子顕微鏡で観察した話です。
なんと、結晶が美しく変身していたのです。>
この話を周囲に話しても、端から信じてもらえませんでした。
たぶん私が他人から聞いても、信じられなかったでしょう。
実際には信頼すべきドクターが、その他大勢のドクターを前に講演したのですが。

実体験では、
昨年の冬はいつになく体感温度が低く、ふとんに入ってから冷たい足が温まるまでなかなか入眠できませんでした。
そんな時麗芝(レイシ)と出会いました。
一ヶ月のみ続ける内に、翌朝布団をはいでいる自分に気づきました。
身体が温まって、ふとんをはぐほどだったのです。
また冬場の診察室で、冷たい手を気にすることはなくなりました。
一方、末期癌で抗癌剤の選択をあきらめた父に、母は中国の水を高い金額で購入して飲ませていました。
抗癌剤の治療を拒否した友人は、気功の合宿中にホテルの玄関先で帰らぬ人となりました。
再発癌の療養に知人は、健康食品に傾倒しだしました。

代替医療はその使い方によっては、すばらしい効果をもたらします。
予防であったり、主治療の増強であったり、副作用の緩和であったり使い方はさまざまです。
しかしまず、その時期は適当なのか考えてほしいと思います。
治療の選択としてベストなのか?
自分で後悔しないだけの覚悟はあるのか?
じっくり考えてから、選んでほしいと思います。

 
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