外来で時々見かけるのが、難治性ニキビです。
ニキビの治療にはじめから婦人科を訪れる人は、ほとんどいません。
皮膚科や内科で治療をうけ、治らずまたは再発し最後に婦人科の門をたたくのです。
病気を治すのには、いろいろな見方があります。
対症療法は、症状に対して薬を投与するやり方です。
たとえば風邪をひいて発熱したら、解熱剤を。
鼻水が出れば分泌をおさえる抗ヒスタミン剤を、という具合です。
一方根本治療を考えるのであれば、原因となる菌やウイルスをたたく薬です。
そう考えると、治療はおのずと見えてきます。
本来ニキビとは、皮脂腺をもつ毛穴の慢性炎症です。
時に非炎症性ニキビというものがあり、毛穴の中が角化して皮脂の通り道が狭くなりついに毛穴を塞いでしまうのです。
このかたまりが、コメドーといわれます。
ニキビの炎症によって好中球が活性化され、活性酵素やライソゾーム酵素が放出され毛穴の壁を破壊します。
この状態を放置すると瘢痕になってしまいます。
治療は、
1)皮脂の産生をへらす。
2)ニキビ菌をへらす(炎症を取り除く)。
3)毛穴の出口の角化をおさえる。
1)〜3)の治療に、ビタミンA・B2・B6・C・E・Kなどが役に立ちます。
1)に対しては、抗男性ホルモン剤や低用量ピル(OC)
2)に対しては抗菌剤、3)に対してはイオウ製剤やケミカルピーリング・外用レチノールであったりします。
以上考えると、ホルモンを使えるのは婦人科しかなく最後の治療は皮膚科的な治療も行える婦人科クリニックになります。
女性だけの婦人科外来が、美容も始めたらこれはすばらしい事だと思いませんか?
もちろんニキビの予防も、とっても大切です。
便秘をしない、睡眠を十分に、昼間の化粧は十分に落とす、バランスの取れた食生活そしてよくあるストレスの解消。
難治性ニキビのかた、当クリニックを訪れてみませんか? |