女性外来コラム

第35回 ピルが保険?

子宮内膜症の保険適応となる低用量ピル(OC)が、近日発売となります。
これは既存のある種のOCと同じものですが、処方するにあたってメリット・デメリットを考える必要があります。

メリットはもちろん値段です。
自費のOCに比べて保険点数はさほどの違いはありませんが、本人負担を3割と考えると随分軽減されるはずです。
また既存のものなので、継続投与の方は安心して服用ができます。
DR再度も使い慣れた経験があるため、スムーズに処方できます。

しかしデメリットは、新薬のため処方が4週間分のみとなります。
いままでのOCは、数ヶ月分の処方が可能でした。
よって患者さんは4週間ごとに、薬をもらいにくる必要がでてきます。
時にOCが合わない場合は、他のOCにきりかえければならず金銭的に頭を切り替える必要もでてきます。
また処方サイドとしては、どの基準で保険のOCにきりかえるかを決めなければなりません。
本来子宮内膜症の診断は腹腔鏡によっておこなわれますが、日常臨床においてはこの検査を受けている患者さんはめったに見られません。
よって子宮内膜症として必須なのは、月経痛。
そして超音波検査と血液検査による形態学的な診断です。

いままで子宮内膜症と診断されてOCを服用されていた方たちが、保険のOCにきりかえるかどうかデメリットをよーく考える必要があります。
あなたなら、どうしますか?


 
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