みえこ院長エッセイ
第2回 今どき流行のキモノ
 
ファッションは繰り返すということばがあるが、まさにそうである。
それに郷愁とでも言うのだろうか?
やけに昔見たもの・聞いたもの・食べたもの・着たもの・使ったものそれらを又身近 に感じたくなる。
キモノは、昔母が時折着ていたがさほどの感慨・興味もなく最近まで暮らしてきた。 遊びでキモノを着たのがきっかけで、ちょっとほめられたりして少し興味が湧いた。

ちょうどその時、新聞広告で無料キモノ着付け教室を見つけた。 すぐさま応募すると、うまい具合に空き曜日に教室の入学を許可された。 一本気の私は毎週欠かさず教室に足を運び4ヶ月を通いあげた。

若い女性が可愛らしいキモノを着たりリサイクルのキモノをうまいコーデイネートで 着こなすのは新鮮で良い。 また30〜40歳代の女性がシックな色の着物を着こなすのも、またつやっぽくて良 い。 60歳以上の婦人が装うと立派な淑女に見えてくる。 なんとも不思議なキモノの魅力である。

ミニスカートから見えるすんなりとした足は、見ていて気持ちが良い。 しかしキモノからチラチラ見え隠れする足は細かろうが太かろうが、ドキッとするほ どなまめかしさを感じる。 胸元の大きく開いた洋服はまぶしいが、胸元をかくしても斜め後ろから見るうなじは 更に色気を感じる。

好きなオペラをヨーロッパまで観劇に行ったとき、思い切ってキモノを持参した。着付け一日目は慣れない手であったが、西洋人の中でもまた日本人の中でもかなり目 立つ存在になってしまった。同胞の方から<キモノの先生ですか?>と聞かれ、下をむいて笑ってしまった。着付け二日目は、満足のいく手であった。

秋に着るキモノは、快適である。 それでも長時間に及ぶと帯のあとが皮膚炎をおこし痒みが出てくる。夏のキモノは脱いだ後の皮膚の治療が大変である。 治るまで一週間はかかる。回りの人に夏着るキモノのコツを聞いたりはしたが・・・。昔の人はいったい真夏までキモノを着て皮膚炎を起こさなかったのだろうか? 着付け教室の先生は、いったいどう対処しているのだろうか? 皮膚の敏感な私として目下くふう中である。

先輩方、<教えてください>季節とキモノのつきあい方を。
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