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昨年12月にこの板橋の地に開院し、早1年が経ってしまった。
たった3ヶ月の準備期間で立ち上げてしまい、何ともパワフルに行動したものだと今考えても感心してしまう。
独立については既に数年前から考えていたが、いざその時という場には後ろから肩をちょっと押してくれる力が必要だと思った。
人生で、やはり一足踏み出すときにはこの力が必要になる。
また人生にはおのずとその時というものがあり、全てがスムースに運ぶ時期がある。
逆を言えば問題だらけの時もあり、どう頑張っても前に進まないこともあるものだ。
そんな時はじっと時間の過ぎるのを待てばよいのである。
あまり急ぎすぎて保険診療が間に合わなかった、医師会の入会も半年待ちをした、母体保護指定医の申請もおくれた。
すべてそろったのが丸一年になる時だった。
とろとろと過ぎるうちに、たくさんの患者さんとお友達ができた。
何回も外来で会ううちに、気心の知れたお友達のようにもなれた。
又昔からのなじみの患者さんとは、さらに親しみが加わった。
病気のことであればこちらから助言ができるし、少しは元気づけることも出来る。
逆に患者さんからのパワーをいただいたり、病気について勉強させられることもある。
一日一日が新たな経験と勉強の連続でもある。
独立するまでは、感じられなかったある種の楽しさを今感じている。
自分カラーの診療とアイデアをとおして、患者さんと接し十分な手ごたえを感じているからだ。
クリニックの診療室にすわり、今日はどんな方が又どの方が訪れてくるのかなと心待ちにしているこの頃だ。
ここを訪れる方の身になって治療をすすめるのが指針である。
そして私が少しでも、ここを訪れる方たちの力なれれば本望である。 |