再び海を渡った。
昨年にひき続き、二回目の渡英だった。
前回は息子をイギリスに置いてくる旅だったが、今回は共に日本に帰れる旅だった。
だから最初から最後まで、気分は上々。
ああだこうだと、いろいろなおしゃべりをしながらの珍道中だった。
今回は外国人のレディファーストのマナーを数回実感させられ、日本人のマナーと比較するよいチャンスとなった。
ヒースローエクスプレスの中で、荷物の収納に手間取っていた時さっと隣に来て手伝ってくれた若者。
地下鉄の乗車口で我先にと、席をきそってはいる日本人とは違って、自分の席を譲ってくれた外国人旅行者。
駅で地図を見ながらホテルの場所を探していたら、<どこに行きたいの?>と声をかけてくれた駅員のおじさん。
うれしい体験ができた。
日本でも時折うれしい体験をする。
エレベーターの開くマークを押して、先におろしてくれた中年男性。
地下鉄でとびとびの席をつめて、2〜3人のグループの席を作ってくれた若者たち。
若い母と子を、愛おしそうに見つめる中年婦人。
日本にだってこんな経験はたくさんあるのに、なぜその印象がうすいのだろう。
たぶん、それにも増してマナーの悪さが目につくからだろう。
旅は少し感傷的なほうが、何かと考え深くなって印象的になる気がする(前回の渡英は、more sentimental)。
行きの飛行機の中で、22歳の女の子に出会った。
彼女は一人で、卒業旅行にヨーロッパ2週間のスケジュールを立てていた。
なんと頼もしい若者だろう。
最近の若者には、海外はそんなに遠い存在ではないのだろう。
息子も、明後日にはイギリスに又旅立っていく。
そう言えば私も、イギリスをそんなに遠い国とは思えなくなっている。
まるで、先日訪れた京都や広島のような感覚だ。
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