みえこ院長エッセイ
第31回 モンスターペイシェント

イングリッシュペイシェントではない。
先日テレビ番組で、モンスターペイシェントが病院でスタッフやドクターに暴言や暴力をはいて困っていると言っていた。
ペイシェントから見れば、きっと一理はあるのだろう。
待ち時間がながい、体調が悪い、スタッフの態度が悪い、料金に納得がいかない。
世の中、思いどおりにいかないことや納得いかないこともしばしばあるものだ。
だが逐一そのたびに暴力をふるい、暴言をはくのは考えものである。
意見箱もあるし、気に入らなければ他にもたくさん病院はあるのだ。
悲しいかな、このようなモンスターペイシェントはどこに行っても同じような行動をとるものだ。
してみれば、やはり当の本人に問題がありそうだ。

このモンスターペイシェント対策に、医師会は頭を悩ませている。

最近、私もそんな経験をした。
このモンスターペイシェントは、電話魔である。
クリニックのドアからでると、すぐさま罵倒と汚いことばで頻回に電話をしてくる。
強迫観念もあるらしく、やたら心配症で人間不信でもある。
おかげで受付嬢は胃痛を訴え、私も気分が落ち込んでしまった。
いつもの笑顔で、外来にでられない日が続いた。
診療行為をしている私やスタッフには、対処しがたい事態だ。

こんなときは、第三者に任せるのが一番だ。
その筋に相談をし、自分の行動や処置に自信をもった。
モンスターペイシェントに負けてはいけない。
事なかれ主義で終わらせる方法もあるが、このモンスターは他でも同じ事を繰り返すだろう。
私は断固つよく戦わなければならない。
自分の正しいと思った行動を貫く決心をした。




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