みえこ院長エッセイ
第33回 飛行機の中の騒音

時々、空を飛ぶ。
短時間から長時間までいろいろだ。
最近とくに不調なのは、着陸時におこる頭を刺すような頭痛だ。
助長因子は、どうも距離とアルコールのようだ。
さらに加齢も加わっているように思う。
10時間以上のながいフライト。
足はむくみ、全身だるく、腹部は膨隆し全身不快だらけだ。
はやくさっぱりとシャワーをあび、広いベッドで全身を伸ばしたい。

元気に離陸し気持ちよくアルコールをのみ、さて着陸態勢という時に頭痛がおそってきた。
ずきずき、キーンと頭の数ヶ所からおそってきた。
着陸して機内を去るころには、随分治っていた。
やれやれ・・・。

自分でいろいろ原因を考えてみた。
気圧の急激な低下とアルコールによる脳血管拡張作用、その後に訪れる着陸時の気圧の上昇。
脳血管は、すみやかにその変動に対応できず相変わらず広がったままの状態。
それこそ脳圧更新状態だ。
だったら血管収縮作用のある麦角剤が有効か?
あれこれ考えてみる。
つぎはアルコールをひかえよう。
ああ、でも頭痛はおそってきた(少し軽い)。
アルコールは誘発因子ではないが、増悪因子にはなりそうだ。
やはり老化が身体の順応性をにぶくしているようだ(悲しい)。
今回はたかだか2時間のフライトで、頭痛がおそってきた。
そんなに強くはなく、回復も早かった。

水平飛行中は、快適な空のたびだ。
しかし後方から幼児?の泣き声が聞こえてくる。
その内前方からも・・・。
なかなか止まない、ときに大きくときにあきらめたように。
一昨年のスタッフ旅行では、3〜4時間ずぅーと泣きつづけた幼児がいた。
後で聞いたのだが、発熱していたようだった。
乳幼児が、フライトにたえるのは時間に関係なく大変なことだと思う。
不快を表現する唯一の方法は、CRY。
回りの乗客や両親も、迷惑・面倒・陳謝さまざまな思いだろう。
しかし最も辛いのは、言葉で表現できない当の本人だ。
全身の声と力を振り絞り、おもいっきり表現しているのだ。
いやだ、いやだ・・・・、と。
もしかしたら私のような頭痛を感じているのかも知れない。
言葉の話せない乳幼児の乗車時は、体温測定と脳波の計測をお勧めしたい。
さらに乳幼児室たる特別シートがあっても、いいのではないだろうか?




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