OC(低用量ピル)が、日本で解禁され8年。
それでも生殖年齢に対するOCの服用率は、わずか1.9パーセントである。
諸外国に比べると雲泥の差である。
東京におけるOCはこの標準に追いついているが、
西の都京都ではわずか1.0パーセントであるという。
東京に比べて歴史の古い京都では、
なかなか新しいものの普及が進まないらしい。
私のクリニックは開院3年5ヶ月(H20.4現在)。
始めの1ヶ月目のOCは、わずか3枚。
3年4ヶ月後(H20.3)には、月630枚と飛躍的に延びている。
この間、OCを服薬した人はおよそ930名。
総外来患者数は、5000名。
生殖可能年齢は、およそ60パーセント(妊娠と不妊を除く)から考えると3000名中の33パーセントがOCを服用したことになる。
なぜこのようにOC処方が伸びたか、
そのノウハウを話しに西の都に行ってきた。
1)OCの説明方法
2) スタッフとの協力 スタッフからの説明
スタッフからのお伺いコール
3) OCのカウンター渡し
4)緊急避難用ピルとOCのセット渡し
5)人工妊娠中絶後のOCセット渡し
6)販促資料の活用
7)当院土曜セミナー
1)2)について
DrによるOCの種類と服用開始日の決定をすると、
スタッフにバトンタッチ。
スタッフから、患者さんへ説明が行われる(なごやかな雰囲気)。
またOC服用後およそ1週間で、患者さんにむけスタッフからお伺いの電話をかける(不安の解消と信頼の獲得)。
このコールが断られたことは、ほとんどない。
3)飲みなれた患者さんには、受付からの処方ができる。
患者さんは予約なく来院し、
血圧測定のみでOCを求めることができる(再診料なし)。
このカウンター渡しのカルテは、
毎夜Drによるカルテチェックがありコメントを記載する。
次回患者さんが来院時、必要があればスタッフからDrの伝言が告げられる。
これにより、最低年に一度の患者さんとの面接が実現するわけだ。
とにかく多くの患者さんの理解を得る為には、スタッフとの協力体制が不可欠である。
丁寧に説明してもまた時間のゆとりがない場合は、
毎月の土曜セミナーの参加を勧める。
セミナー内容のほとんどには、OCが盛り込まれている。
このようにしてOCの効用を十分に説明することができ、
OCを効率よく広めることができた。
今回の私の話は開業医とそのスタッフを対象としたものだが、
古い流れの西の都で次世代Drがどこまで頑張れるか・・・。
話しの後、汗をびっしょりかいた自分に対して<きっと・・・熱弁のため?>と自ら納得した京都ビジネスツアーであった。
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