みえこ院長エッセイ
第35回 子作りと子育て

私のクリニックには、たくさんの妊娠したい人または妊娠した人がくる。
赤ちゃんをつくって妊娠するということは、
人の自然な気持ちであり生理でもある。
愛する人と一つになりたいという思いは
結果として赤ちゃんという形で現れるのではないだろうか?
この子づくりが義務になると、
かなりのストレスになるし本来の気持ちと違った感情になるのではないか?

血縁を残す為の子供
財産を受け継ぐための子供
家業存続のための子供
周囲から(とくに両親)希望による子供

複雑な話ぬきで、患者さんはやってくる。
そして付き合いが長くなってくると、内情がわかってくる。
私はこの子作りと胎児の発育過程の健診(妊婦健診)が大好きだ。
なぜなら子作りが成功したときの喜び、
又赤ちゃんの発育を両親とみるときの喜び。
そして生まれたあとは、
二つ身になってクリニックを訪れてくれるときの喜び。
このように、この3年半で何組の喜びの顔に出会えたことか。

一方妊娠はしたものの流れてしまったり、
また赤ちゃんの異常で悩んだ人もいる。
悲喜こもごもの人生だ。
クリニックには毎年盆暮れに、絵葉書が送られてくる。
もちろん赤ちゃんをプリントした幸せ絵葉書だ。
そんな時、世の中の為になっていると実感できる瞬間である。



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